ただ、残念ながら2023年現在、XMTradingでは法人口座を開設できません。
どうしても法人化したい場合は、個人口座で代用する、または法人口座を開設できる他の海外FX業者を利用するしかありません。
ここでは、FXで法人口座を開設するメリット・デメリットやXMTradingの個人口座を法人口座として代替する方法について詳しく解説します。
法人口座を開設できるおすすめの海外FX業者も紹介するので、法人化を検討している方はぜひ参考にしてください。
・XMTradingの個人口座を法人の事業所得にする方法
・法人口座が利用できる海外FX業者
・FXで法人口座を開設するメリット・デメリット
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XMTradingでは法人口座を開設できない
XMTrading公式サイトにも法人口座について次のように記載されています。
法人口座を開設できますか?
いいえ、現在、当社では法人口座を提供しておりません。しかし、当社では常に商品とサービスを追加しておりますので、将来的には導入する可能性がございます。
引用:XMTrading ヘルプセンター
2018年頃までは法人口座を開設できていた
その後は個人口座のみ開設可能になり、法人口座を開設することはできなくなりました。
なお、2018年までに法人口座をすでに開設していれば、現在でも引き続き利用できます。
海外法人でも法人口座を開設できない
インターネット上には「海外法人なら法人口座を開設できる」といった噂が流れています。
しかし、サポートに問い合わせてみたところ「海外法人であってもXMTradingの法人口座は開設できない」というのが正確な情報です。
XMTradingの個人口座を法人の事業所得にする方法
ただし、個人での取引や入出金とは区別する必要があり、資金の移動がややこしくなります。
FXの利益はまず個人の銀行に出金され、その資金を法人の銀行に移し替えなければいけません。
資金の移動を簡単にするためにも、XMTradingの利益を出金するための銀行通帳を作るのがおすすめです。
税金の申請も複雑になるため、XMTradingの個人口座を法人の事業所得にする場合は、税理士に相談しましょう。
XMTrading以外で法人口座が利用できるおすすめ海外FX業者
海外FXで法人口座を作って節税するなら、XMTrading以外の業者を選ぶことをおすすめします。
法人口座が利用できるおすすめの海外FX業者が次の3社です。
- TitanFX
- Exnes
- AXIORY
TitanFX
- 約定力が高く短期取引に向いている
- 銘柄が豊富で取引の幅が広がる
- 完全日本語対応
TitanFXは約定力の高さに定評がある海外FX業者で、短期取引にも対応できるのが特徴です。
また、為替通貨以外の銘柄も豊富で、複数の銘柄に分散投資することもできます。
特に法人口座の開設条件はなく、必要書類を提出できれば開設可能です。
- 登記簿謄本
- 代表者の身分証明書
- 役員全員の登記書類(定款に記載がない場合)
- 株主全員の登記書類(定款に記載がない場合)
- 代表者の現住所証明書
様々な銘柄に分散して安定した取引をしていきたい方には、TitanFXの法人口座がおすすめです。
Exness
- レバレッジ無制限で取引できる
- 安全性が高い
- ロスカット率が0%
Exnessは、業界最高レベルの取引条件で取引できる海外FX業者です。
無制限のレバレッジ(約21億倍)をはじめ、業界最狭水準のスプレッドはExnessの大きな特徴となっています。
なお、Exnessは法人口座を開設できますが、開設条件はやや厳しめです。
- 個人口座を開設して取引していること
- Exnessのプレミアシグネチャー会員であること
- 法人口座開設の必要書類を提出すること
特に「Exnessのプレミアシグネチャー会員であること」が難しく、到達するには100,000ドル相当(約1,500万円)以上の入金と、2億ドル(2,000ロット)以上の取引量の2つを満たす必要があります。
口座のスペック自体は海外FXでもトップクラスの優良業者なので、開設条件を満たせる方であればExnessの法人口座を開設してみましょう。
AXIORY
- スキャルピングに最適なトレード環境
- 約定力が高い
- ボーナスの受け取りも可能
AXIORYは取引コストがかなり安く、スキャルピングに最適なトレード環境が整っています。
約定力が高く、大口取引にも対応できる点が法人口座に向いています。
また、法人口座でもボーナスの受け取りができるため、よりお得に取引できるのもAXIORYの特徴です。
特に法人口座の開設条件はなく、必要書類を提出できれば開設できます。
- 代表者の本人確認書類
- 代表者の現住所確認書類
- 法人確認書類
- 株式名簿
- 法人住所確認書類
- 取締役決定書(取締役が2名以上の場合)
スキャルピングのような短期取引をメインに稼いでいる方は、AXIORYの法人口座がおすすめです。
FXで法人口座を開設するメリット
- 最大税率が個人口座よりも低い
- 経費にできる範囲が広い
- 他の事業と損益通算できる
- 赤字を最長9年繰り越せる
1つずつ詳しく見ていきましょう。
最大税率が個人口座よりも低い
法人口座 | 個人口座 | |
税制 | 法人税 | 総合課税 |
税率 | 法人税:15~23.2% 法人事業税:3.5~7% 法人住民税:自治体によって異なる | 所得税:5~45% 住民税:10% 復興特別所得税:2.1% |
個人口座の場合所得税だけで最大45%の税金がかかりますが、法人税の最大は23.25%です。
つまり、FXでの利益が大きいほど法人口座の方が有利になります。
法人口座の方が税率が有利になるのは、年間の所得が900万円を超えたあたりからです。
逆に年間の所得が900万円未満の場合は、個人口座の方が税率が安く済みます。
経費にできる範囲が広い
例えば、役員報酬として自分へ支払った給与は経費として計上できます。
そもそも個人口座の場合は役員報酬という概念がないため、役員報酬を経費として計上できません。
また、生命保険料や退職金などは個人口座では経費に計上できないですが、法人口座では経費として計上できます。
このように経費にできる範囲が広い法人口座なら、経費を上手く使えば節税効果を高めることができるのです。
他の事業と損益通算できる
ちなみに個人口座で取引した場合、利益は雑所得として扱われるため、給与所得や事業所得との損益通算はできません。
一方、法人口座で発生した損益は、同一の法人で得た所得と合算できます。
複数の事業を経営している場合は、法人化することで税金面のメリットがたくさんありますよ。
赤字を最長9年繰り越せる
国内FXでは3年間の損失繰越ができますが、海外FXの個人口座は損失繰越ができません。
例えば、1年前にFXで500万円の損失があり、今年500万円の利益が発生した場合は相殺して今年の税金を0円にできます。
海外FXの個人口座では損失繰越ができないので500万円に対して税金がかかります。
FXの損益は安定しないので、損失繰越できると税金面でかなり有利です。
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FXで法人口座を開設するデメリット
- 法人設立コストがかかる
- 赤字でも税金がかかる
- 利益の引き出しが自由にできない
- 含み益にも税金がかかる
- 毎年確定申告が必要になる
1つずつ詳しく見ていきましょう。
法人設立コストがかかる
FXで法人口座を開設するには、まず法人を設立しなければいけません。
その法人を設立するには設立コストがかかります。
- 株式会社:約25万円
- 合同会社:約10万円
上記はあくまで法人を摂理するための最低限のコストであり、法人設立の手続きを司法書士の方に任せる場合は、さらにコストがかかります。
赤字でも税金がかかる
法人は個人と違って赤字でも税金がかかります。
必ずかかるのが法人住民税(均等割)で、赤字でも年間7万円、資本金が1,000万円以上の場合は18万円です。
一方、個人であれば赤字の場合はもちろん、年間の所得が20万円以下であれば確定申告すら不要です。
FX取引でもマイナス、その上税金もかかるのは法人化のデメリットと言えるでしょう。
利益の引き出しが自由にできない
たとえ自分の会社であっても個人のお金ではなく会社のお金なので、法人で稼いだお金を自由には引き出せません。
いつでも自由に出金できる個人口座と比べて、法人口座の自由度は低めです。
また、法人から個人へ資金を移動させるときは基本的に「役員報酬」という名目になりますが、この役員報酬を変更できるのは事業年度開始から3か月以内までです。
最初に毎月10万円と決めたら、1年間は10万円しか個人口座に資金を移せません。
利益が予想よりも出たからと言って、今月は多めに役員報酬を支払うこともできないので注意しましょう。
含み益にも税金がかかる
個人口座の場合、決済したポジションのみが税金の対象で、保有中のポジションは税金の対象外です。
しかし、法人口座の場合は損益が確定していなくても、含み益が出ていると利益として計上しなければいけません。
含み損を抱えていると所得が減るのでメリットにもなり得ますが、税金の計算が複雑になるので注意しましょう。
毎年確定申告が必要になる
個人口座の場合は、年間の所得が20万円以下であれば確定申告すら不要です。
それに対して、法人の決算はかなり複雑で基本税理士に依頼することになるため、税理士費用も用意しなければいけません。
法人口座は個人口座と比べて手間とコストがかかるということを理解しておきましょう。
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XMTradingの法人口座に関するよくある質問
XMTradingで法人口座は開設できる?
いいえ、XMTradingで法人口座は開設できません。
なお、過去に法人口座を開設した場合は、現在でも利用可能です。
海外ではXMTradingの法人口座が開設できる?
いいえ、海外法人であってもXMTradingの法人口座は開設できません。
法人口座が開設できる海外FX業者は?
XMTrading以外で法人口座を開設できるおすすめ海外FX業者は次の3社です。
- TitanFX
- Exness
- AXIORY
なお、海外FXで法人口座を作成するには、法人確認書類や登記簿謄本、会社の定款など様々な書類が必要になります。
XMTradingの個人口座を法人の事業所得として使っても良い?
XMTradingの個人口座を「法人用」として運用することは可能です。
ただし、個人での取引や入出金としっかり区別する必要があり、資金の移動がややこしくなります。
やむを得ずXMTradingの個人口座を法人用として運用する場合は、XMTradingの利益を出金するための銀行通帳を作るのがおすすめです。
FXで法人口座を開設するメリット・デメリットは?
FXで法人口座を開設するメリット・デメリットは次の通りです。
メリット | デメリット |
・最大税率が個人口座よりも低い ・経費にできる範囲が広い ・他の事業と損益通算できる ・赤字を最長9年繰り越せる | ・法人設立コストがかかる ・赤字でも税金がかかる ・利益の引き出しが自由にできない ・含み益にも税金がかかる ・毎年確定申告が必要になる |
FXで法人化するべき利益の目安は?
税金のことだけを考えた場合、法人化するメリットがあるのは年間の所得が900万円を超えてからです。
年間の所得が900万円未満の場合は個人口座の方が税率が安く済みます。
今後法人口座を開設できるようになる可能性は?
可能性自体はゼロではないものの、現状では可能性が低いと言えます。
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